リンゴループから復活!容量不足でiPhoneが起動できなくなったら

泣きながら諦めかけたiPhoneリンゴループから自力で復活できましたので、その方法について紹介します。

リンゴループとは?

「リンゴループ」という事象をご存知でしょうか。知らない人の方が幸せなこのワード。

iPhoneに不具合が発生したことによって、Appleロゴが表示されては消え、表示されては消えてを延々と繰り返し、iPhoneを起動できない状態のことを指します。

発生の原因は様々ですが、基盤の故障や容量不足などが主な原因として挙げられます。

容量不足でiPhoneを再起動してはいけない(もう遅い)

我が家ではiPhone13の登場で、古くなっていた妻のiPhoneを買い替えました。

移行前に一度バックアップを取ろうとしたところ、容量が逼迫していることが原因で警告が表示され、うまくバックアップが取れません。しかもiPhoneが激重になるオマケ付き。

「再起動してみれば?」

WindowsやMacなどPCを主戦場とする私にとって、動きが重たくなった場合の解消方法と言えば再起動。良かれと思って発言したこの一言が悲劇を招きました。

なんとリンゴループ状態になり、iPhoneを起動できなくなってしまったのです。

リンゴループの解決方法をGoogleで必死に検索しましたが、山ほどヒットするリンゴループの解決方法が書かれたサイトでは、どれも「容量不足によるリンゴループは解決しません」と書かれていました。iPhoneの復元という手段しかなく、その場合はデータが消滅してしまいます。

子供が産まれた直後からの写真という何よりも貴重なデータが失われてしまうと知り阿鼻叫喚。大変な事態となりました(泣

転ばぬ先の杖。普段からバックアップを取得するようにしましょう。

よくある手順(私は解決しませんでした)

リンゴループになった場合、強制再起動を試す方法がどのサイトでも紹介されています。

でもリンゴループって再起動が延々と繰り返される事象なので意味あると思えませんが、、、案の定、私はなんの解決にもなりませんでした。というか強制再起動が実行された気配もなし。

  1. 音量+ボタンを押して離す
  2. 音量ーボタンを押して離す
  3. 再起動するまで7〜10秒程度長押し

解決できた手順(必見)

容量不足が原因でiPhoneの起動プロセスになんらかの異常が発生したことによるリンゴループですが、この解消のためにセーフモードを試みました。

WindowsでもOS的になにかやらかした場合、セーフブートで応急処置をする場合がありますよね。iPhoneで同じことを試した所、「結果として通常起動ができました

解説

リンゴループはロゴの点灯中にiOSの起動プロセスが動いています。これが途中でエラーとなることで、起動プロセスのリトライが行われます。

リトライが走っているのは、ロゴが消灯してから再び点灯するまでの間です。この間にすかさず「音量+」ボタンを押したままにすることで、セーフモードによるiPhone起動が行われ、起動プロセスの異常を回避してくれました。

基盤の物理故障の場合はこれでも解消しなそうですが、容量不足の場合はこの方法で解消しましたので是非参考にしてください。

なお、セーフモードでの起動ですが、起動後は普段のiPhoneと変わらない操作が可能でした。この後いつ故障するかもわからないので、すぐに不要なアプリやファイルを削除するなど容量不足を解消しましょう。